スキーヤーを名乗るなら、ぜひ手に入れたいのがマイブーツです。スキーの操作性や快適性を大きく左右する重要な道具ですが、「柔らかいほど楽」「上級者は硬いもの」といった先入観で選ぶと失敗の原因に。大切なのは、フィット感と快適性、そして自分のレベルとのバランスです。
Point 1
選ぶのが難しいフレックスは専門店に相談
ブーツは、内側の「インナー」と外側の「シェル」で構成されます。フレックス(硬さ)は主にシェルの素材や厚み、補強構造によって決まり、力の伝わり方や操作性に影響します。「柔らかいほど楽」 「上級者ほど硬いブーツ」と考えがいブーツ」と考えがちですが、柔らかすぎるとポジションが安定せず、硬すぎると板まで力が伝わりません。体重や脚力レベルに合った硬さを選ぶことが大切です。
≪フレックスの目安≫
〜95 初級
100〜120 中級
130 上級
140〜150エキスパート
150〜 W杯出場レベル

Point 2
実際に履いて確認するのが鉄則
ブーツ自体の大きさはソール長(mm)で表されますが、足のサイズとしては普段履きの靴と同じくセンチ表記で選んでOK。ただし、通常の靴と違ってスキーブーツは横幅(ラスト※ブーツ内側の最も幅が広い部分の幅)が重要な要素。同じ数値でもメーカーやモデルによってフィット感は大きく異なるため、数値はあくまで目安として、自分の足型と求める滑りのスタイルに合わせて選びましょう。
≪ラスト幅の目安≫

92〜93mm 極めてタイトなトップレーサー向け
〜98mm LV(Low Volume) 足幅が細い人・上級者向け
〜100mm MV(Mid Volume) 現在の主流、標準的な足型向け
102mm〜 HV(High Volume) 幅広甲高の人向けの快適設計
Point 2
フィット感
“バチン”とバックルで締めるのが当たり前だったスキーブーツ。近年は快適性やフィット感を重視する流れから、ダイヤルを回してワイヤーで足を包み込む「BOAフィットシステム」が登場し、多くのメーカーが採用を進めています。競技シーンのハイエンドモデルでは依然としてバックルが主流ですが、均一なホールド感と細かな調整のしやすさから、一般的には人気が高まっています。
BOAとは?

BOAフィットシステムとは、締め上げる構造が大蛇の「ボア(ボアコンストリクター)」を連想させることから名付けられた、クロージャ―システム。
0.25ミリ単位で微調節ができ、ブーツの上下どちらかにダイヤル搭載のシングルタイプと、両方搭載のデュアルタイプがあります。
ユーザーからは、このようなメリットがあると評価されており、人気が広がっています。
例えば、こんなモデルを
上記のポイントに加え、ブーツフィッターは、かかとの大きさ、足首やふくらはぎの形状、立ち姿勢まで立体的にチェックします。ブーツには、素材や内部構造など専門的な要素も多いため、迷ったらお店で相談しながら自分に合った一足を見つけましょう。

BOAが気になる人は!
ATOMIC
HAWX SERIES

使い慣れたバックルタイプが良いなら
SALOMON
S/PRO DELTA SERIES

バックカントリーに挑戦したいなら
K2
MINDBENDER SERIES

一日中ゆったり快適に滑りたい人は
NORDICA
XRUISER 100
「マイギアが欲しい!」と思い立って、いざギア一式を揃えようとすると、かなりの金額に……。そんなときは、まずはブーツから。「コスパが良い」「トレンドの影響が少ない」「自分の足型にカスタマイズして、より上手くなる&上達も早い」といったメリットが多いからです。
ギアのなかで最も自分流にカスタマイズができるのがブーツ。より自分に合ったブーツに仕上げることで、スキーの性能も引き出せる。レンタルブーツは多くの人に合うように作られています。
一方で、マイブーツは個人に合わせられる。そのような理由から、ブーツから買うのがおすすめなのです。ちなみにクレブスポーツで取り扱っているブーツモデルの多くは熱成形可能。店頭でスタッフと相談しながら、冬の相棒を探してみてはいかが?